エネルギー業界石油元売り 3 強 (ENEOS・出光・コスモ)
戦前の日石・出光・三菱石油・東燃ゼネラル・コスモ石油・JOMO・ジャパン石油等の系譜から、平成期の大型統合で石油元売り 3 強体制に集約。JX 日鉱日石エネルギー (2010・新日本石油 + 新日鉱) + 東燃ゼネラル (2017) → JXTG → ENEOS (2020)、出光興産 + 昭和シェル (2019)、コスモ石油 HD が単独で 3 強の一角を占める。本マップでは 22 法人・9 系統で、明治期の石油商から脱炭素時代までの再編史を網羅。
- 収録期間
- 1885-2020
- 法人数
- 22 件
- 主要系統
- 9 系統
- 合併・分離関係
- 15 件
- 現存 / 解散等
- 9 / 13
▶ チャート上で本業界の系譜を時系列インタラクティブに見るには 系譜チャート (エネルギー に絞り込み) へ。
主要系統(上位 8 系統)
本業界の主要グループ(ハブ企業)と関連法人数。チャート上ではグループごとに色分け表示。
- eneos (9 法人)
- idemitsu (3 法人)
- cosmo (2 法人)
- tepco (2 法人)
- chuden (2 法人)
- jera (1 法人)
- kepco (1 法人)
- tokyo-gas (1 法人)
主要法人(創業年順・現存優先 12 件)
本業界に分類される 法人のうち主要 12 件を創業年順で表示。法人名から Wikipedia へリンク。
- 1885 年に渋沢栄一らが官営工場を払い下げ受けて創業、日本最初期の都市ガス会社。2017 年都市ガス自由化で電力事業参入。2019 年米 Atlantic LNG 出資、2024 年現在も国内ガス首位。
- 1888 年に米沢藩士の内藤久寛らが新潟県柏崎で創業、日本最初期の本格石油会社。1955 年カルテックスとの合弁で日本石油精製を設立、1999 年に三菱石油と合併し日石三菱を発足。
- 1897 年に大阪市の都市ガス供給を担う会社として発足、関西最大の都市ガス事業者。北米シェールガス開発・東南アジア LNG 事業など海外展開を強化。
- 1911 年に出光佐三が福岡県門司で「出光商会」として創業、1940 年「出光興産株式会社」へ。「人間尊重」の経営哲学で知られる、戦後再建期に日章丸事件 (1953) で世界的注目。2019 年に昭和シェル石油と合併し新生 出光興産を発足。
- 1931 年に三菱合資会社と米 Associated Oil の合弁で創業、三菱グループの石油精製・販売中核。1999 年に日本石油と合併し日石三菱を発足。
- 1951 年の電力再編で発足、近畿 2 府 4 県を供給する電力会社。原子力依存度高く美浜・大飯・高浜の 3 原発を擁する。2025 年予定で持株会社化を発表。M&A は控えめ。
- 東京電力 HD と中部電力の 50:50 JV として発足、日本最大の発電・燃料調達会社。2019 年に両社の火力発電事業を全面統合 (約 7,000 万 kW)、世界最大の LNG 買い手の一つ。
- コスモ石油の持株会社化で発足、石油精製・販売・石油化学・風力発電 (コスモエコパワー) を擁する。
- 東京電力の持株会社化で発足、傘下に「東京電力フュエル&パワー」(火力)・「東京電力パワーグリッド」(送配電)・「東京電力エナジーパートナー」(小売) の発送電分離 3 事業会社を設置。2015 年中部電力と JV「JERA」を発足。
- 出光興産 (旧) と昭和シェル石油の合併で発足、ENEOS HD に次ぐ国内 2 位の石油元売。2024 年現在も創業家の出光家が一定の影響力を保つ。
- 中部電力の持株会社化で発足、傘下に「中部電力ミライズ」(小売)・「中部電力パワーグリッド」(送配電)・「JERA」(火力 50% 出資) を擁する。
- JXTG ホールディングスからの社名変更、子会社の ENEOS (旧 JXTG エネルギー)・JX 金属・JX エンジニアリングを擁する。2024 年現在、国内石油元売シェア 50% 超で圧倒的首位。
全 22 法人と15 件の合併・分離関係は 系譜チャート から閲覧可能。
← 大手企業 統合と分離の歴史 に戻る