日本の発電所マップ

日本全国の発電所(出力 5 MW 以上)約 1,000 か所を、燃料源と出力規模で可視化したインタラクティブマップ。 円のが燃料源、大きさが発電出力(MW)を示します。 「電力網レイヤ」をオンにすると 送電線(110 kV 以上 約 1 万本)変電所(約 6,000 件)を電圧別に色分け表示できます。

燃料源
出力
電力網レイヤ

※ 出力規模が不明な発電所は、デフォルトの小さなマーカーで表示されます(風力ウィンドファーム・小規模水力等)。詳細はマーカーをクリックしてください。

データ: OpenStreetMap contributors(ODbL 1.0)/ 取得: Overpass API ・対象: power=plant(出力 5 MW 以上 + 出力不明 太陽光除く)/ power=line(110 kV 以上)/ power=substation / 都道府県境界: dataofjapan/landCC BY 4.0

このマップで分かること

日本国内で稼働中(または OSM に「発電所」として登録された)出力 5 MW 以上の発電所を、燃料源別の色分けで一望できます。沿岸部に集中する火力・原子力、山間部に分布する水力・地熱、近年急増したメガソーラー、北海道・東北沿岸の風力ウィンドファームといった「電源構成の地理」が一目で確認できます。

関東・東海・関西の大都市圏沿岸に火力(ガス・石炭)が密集し、福島・福井・新潟・愛媛・佐賀の沿岸に原子力、北海道・九州・東北の山間部に水力、九州・東北に地熱、北海道・東北沿岸〜青森に風力ウィンドファーム、九州・北海道・東北に大規模なメガソーラー、というのが現在の日本の電源地理の概観です。

マップの読み方

  • 円の色: 燃料源(火力=石炭・ガス・石油の 3 色 / 原子力 / 水力 / 太陽光 / 風力 / 地熱 / バイオマス / 廃棄物)
  • 円の大きさ: 出力(MW)の平方根スケール。5 MW・100 MW・1 GW で半径が約 5 倍ずつ伸びる
  • 小さな半透明の円: 出力データが OSM 未登録の発電所(風力ウィンドファーム・小規模水力で多い)
  • マーカーをクリックすると、発電所名・運営者・出力・運転開始年・OSM 詳細リンクが表示されます

燃料源別カバレッジ

  • 火力(ガス・石炭・石油): 主要施設はほぼ網羅。臨海部に集中
  • 原子力: 全 17 施設をほぼ網羅。停止中・廃炉中も含む
  • 水力: 大規模ダム式・揚水式は網羅。小規模流れ込み式は出力不明のものが多い
  • 太陽光(メガソーラー): 出力 5 MW 以上のもののみ採用。屋根設置の小規模設備(数千件)は除外
  • 風力: ウィンドファーム単位で約 30 か所。出力タグ欠落が多く実数より小さく見える可能性あり
  • 地熱・バイオマス・廃棄物: 主要施設を概ね網羅

電力網レイヤ(送電線・変電所)

「電力網レイヤ」をオンにすると、発電所と一緒に 110 kV 以上の送電線(約 1 万本)変電所(約 6,000 件)が地図上に重ねて表示されます。電圧クラスごとに色分けしており、超高圧基幹系統(500 kV 以上)から一般送電線(110 kV)までが視覚的に区別できます。

  • 500 kV 以上(赤): 超高圧基幹系統。中部・関西・東北を結ぶ大動脈。直流連系線も含む
  • 275 kV(橙): 主要基幹系統
  • 187-220 kV(薄橙): 中規模基幹系統
  • 154 kV(黄): 一般送電線。関東・東北で多用
  • 110-132 kV(オリーブ): 一般送電線(北海道・西日本で多用)

データ量が大きい(送電線 約 5 MB ・変電所 約 1.4 MB)ため、初期表示はオフ。トグルで初回オンにしたタイミングで遅延ロードします。OSM ボランティアの登録データに依存するため、地域・電圧帯によってカバレッジに偏りがある可能性があります。

変電所トグルをオンにすると、電圧クラス別のフィルタチップが表示されます。配電用の 22-33 kV 変電所や電圧不明分(全体の約 4 割)を非表示にすることで、500 kV 以上 / 275 kV / 154 kV といった送電向け基幹変電所だけを抽出して見ることができます。

都道府県別エネルギーミックス

「都道府県別エネルギーミックス」レイヤをオンにすると、47 都道府県が合計発電容量(MW)の多寡で薄黄→濃赤の 6 段階に塗り分けられます(log スケール)。各道府県をクリックすると、その地域に立地する発電所の総出力・件数と、燃料源ごとの内訳(火力・原子力・水力・太陽光・風力・地熱・バイオマス・廃棄物の MW と件数)がポップアップで確認できます。

首都圏沿岸(千葉・神奈川・東京)と中京・大阪湾沿岸(愛知・大阪)は 火力(特にガス)が支配的、福井・新潟・福島は 原子力+水力、北海道・東北・九州山間部は 水力+地熱、九州・東北沿岸は 風力+バイオマス、というように、都道府県ごとに固有の電源構成が浮かび上がります。これは戦後の地理的制約(沿岸部の埋立地・河川の上流ダム適地・原発立地条件・大消費地への近さ)を反映した結果です。

境界データは dataofjapan/land(CC BY 4.0)を座標 3 桁に丸めて簡略化したものを使用しています。境界が海岸線とずれて見える場合がありますが、これは表示用に意図的に粗めの境界を採用しているためです。集計(点-多角形包含判定)は元データの精度で行っています。

データ・ライセンス

データソースは OpenStreetMap の power=plant タグ(ODbL 1.0)。OSM コミュニティのボランティアにより維持されているため、最新性・網羅性は公的データベースと比べて変動があります。国土数値情報の発電施設データ(P03)は 2013 年度で更新が停止しており、再生可能エネルギー拡大期(2014 年以降)の新設発電所が大幅に欠落するため、本マップでは採用していません。

本マップを再利用される場合は ODbL の規定に従い「© OpenStreetMap contributors」の出典明記をお願いします。本サイトでの加工部分(5 MW 絞り込み・燃料源カテゴリ正規化・GeoJSON 化)は CC BY 4.0 で再配布可能です。

免責事項

本マップは OSM の登録データに基づく非公式な可視化です。発電所の運転状態(運転中・停止中・廃止・建設中)の最新情報を保証するものではありません。正確な情報が必要な場合は資源エネルギー庁・各電力会社の公式情報をご確認ください。