日本の文学作品一覧(青空文庫収録)
日本文学の主要文芸誌・新聞 74 誌+ロングテール掲載媒体集約(1890-2024 年・大半は 1965 年以前)の発表作品 9,334 件を、作家を Y 軸に据えた統合タイムラインで可視化。芥川は中央公論・新潮・改造・新思潮を渡り歩き、漱石は朝日連載とホトトギス随筆を並行で出し、壷井栄「二十四の瞳」はニューエイジ誌に連載されていた——という近代文学特有の「作家の誌横断発表履歴」が、1 行で読めます。チャート外には初出情報のない単行本作品 6,391 件(宮沢賢治・坂本竜馬・高村光雲ほか)を作家詳細パネルから参照可能で、合計 15,725 作品 / 1,188 作家を収録しています。
※ 本マップは 青空文庫 の公開作品メタデータ(著作権切れ=原則没後 70 年以上の作家)を主軸にしているため、現役・近年没の作家は含まれません。バーをクリックすると青空文庫の本文へ直接ジャンプできます。
掲載誌で絞り込み(クリック/タップで展開・複数選択可・もう一度押すと解除)
流派で絞り込み(クリック/タップで展開・複数選択可・凡例も兼ねる)
※ 初期表示は 3 作品以上の作家(255 名)を年代順(最初の発表年)に並べています。「10 作品以上」(130 名) で作品数の多い作家だけに絞ったり、「全作家」で全貌を見たりできます。バーの色は作者の文学的流派、バー内の括弧書き(中公・朝日・他 等)は掲載誌の略号で、「他」は登録 74 誌に該当しないロングテール媒体(実誌名はバーをクリック・ホバーで確認)です。チャートに表示されるのは初出(雑誌・新聞)掲載が確定した作品のみで、初出情報のない単行本作品(宮沢賢治・坂本竜馬等)は作家名クリックで開く詳細パネル内に並びます。
データ: 青空文庫(公開作品メタデータ・著作権切れ作品が中心、CC BY 4.0)/ 流派分類は文学史教科書の通説および Wikipedia を参照
※ 本マップは青空文庫の書架情報(作家別作品一覧 CSV)を二次利用し、初出情報の構造化・雑誌区分への突合・流派分類の付与といった加工を加えています。CSV データの利用条件は 青空文庫収録ファイルの取り扱い規準 をご参照ください。
このマップの読み方
縦軸=作家、横軸=年代、バー=1 作品(色=作者の文学的流派、括弧内の略号=掲載誌)。漱石・芥川・谷崎のような誌をまたいで活動した作家を 1 行で見られるのが本マップの特徴です。「漱石が朝日新聞に三四郎を連載していた頃、中央公論で誰が何を書いていたか」「芥川の発表媒体が中央公論に集中するのはいつから」といった問いに、誌タブを切り替えずに答えられます。
操作のコツ
- 左端の作家名はスクロールしても見えるように常時表示されます(作品数も併記)。★ マーク付きの 51 名には個別の作家詳細ページ(経歴・代表作・流派・関連作家を網羅)があります
- 掲載誌で絞り込みセクションで誌をクリックすると multi-select 式に絞れます(漱石を朝日のみで見る等)
- 流派で絞り込みセクションで流派をクリックすると、その流派に属する作家だけに絞れます(白樺派の活動期だけを見る等)
- 並び順を「作品数順」にすると野村胡堂・坂口安吾・岸田国士など多作家が上位に来ます
- クリックで詳細・青空文庫の本文リンク・同作者の他作品(他誌含む)を表示
- マウスドラッグでチャートを上下左右にパン可能
データについて
本マップの収録作品は 青空文庫 の公開作品メタデータを主軸にしているため、原則として著作権切れ(没後 70 年以上)の作家が中心です。三島由紀夫・川端康成・大江健三郎ら戦後・現役作家の作品は含まれません。初出情報の正規表現抽出に成功した作品から本マップでは登録 74 誌+「その他」のロングテール集約として 9,334 作品をチャート表示し、初出情報のない単行本作品 6,391 件を加えて合計 15,725 作品 / 1,188 作家(青空文庫全 17,813 作品の 88.3%)を収録しています。「その他」は登録誌に該当しない短命同人誌・専門誌・地方紙を一括収容しており、バー上で「他」と表示される作品は実誌名をクリック / ホバーで確認できます(例: 壷井栄「二十四の瞳」 → ニューエイジ)。単行本(初出情報なし)は宮沢賢治の童話・坂本竜馬の書簡・高村光雲の口述記録など、雑誌掲載歴のない作品を含み、作家名クリックで開く詳細パネル内に「単行本(初出情報なし)」表記で並びます。
流派分類は文学史教科書の通説および Wikipedia を参照していますが、芥川を新思潮派とするか新現実主義とするか、太宰を無頼派とするか戦後文学者とするかなど、論争のある分類も含まれます。本マップでは主要な代表的分類を 1〜2 件付与しています。
文学運動と無縁で独立して活動した作家(宮沢賢治・中島敦・梶井基次郎ら)、思想家・哲学者(和辻哲郎・福沢諭吉・三木清ら)、戯曲家・評論家・翻訳家など、特定の文学流派に分類するのが難しい作家については「流派情報無し」(グレー)としています。
主要文芸誌の個別ページ
主要 20 誌(商業文芸誌・大衆文芸誌・同人誌・新聞連載小説・児童文学誌・婦人誌・週刊総合誌の 7 カテゴリ横断)の沿革・主要寄稿作家・主要掲載作品の個別ページです。「中央公論 連載」「新青年 探偵小説」「赤い鳥 小川未明」等の検索意図に対応。
商業文芸誌
- 中央公論 — 1887 年創刊・総合雑誌の老舗・芥川龍之介ら 79 名 299 作品(1905-1961)
- 新潮 — 1904 年創刊・文芸誌の代表格・牧野信一/坂口安吾ら 57 名 247 作品(1906-1965)
- 改造 — 1919 年創刊・大正デモクラシーの旗手・プロレタリア文学運動の主舞台・66 名 202 作品(1911-1954)
- 文藝春秋 — 1923 年菊池寛が創刊・芥川賞/直木賞を運営・岸田国士/牧野信一ら 68 名 251 作品(1923-1964)
- 新小説 — 1889 年春陽堂創刊・硯友社系から芥川まで掲載・泉鏡花/芥川ら 53 名 124 作品(1897-1949)
- 文芸 — 1933 年改造社→1962 年河出書房が引き継いだ純文学誌・宮本百合子/堀辰雄ら 26 名 78 作品(1930-1955)
- 文章世界 — 1906 年田山花袋編集・自然主義文学の拠点・田山花袋ら 28 名 76 作品(1907-1920)
大衆文芸誌
- 新青年 — 1920 年創刊・探偵小説の聖地・江戸川乱歩/夢野久作/海野十三ら 37 名 221 作品(1920-1949)
- オール讀物 — 1931 年文藝春秋社創刊・直木賞を運営・山本周五郎/久生十蘭ら 22 名 73 作品(1931-1962)
同人誌
- 文學界 — 1893 年北村透谷ら創刊→1933 年文藝春秋社復刊・芥川賞登竜門・坂口安吾/太宰治ら 35 名 116 作品(1893-2024)
- ホトトギス — 1897 年創刊・正岡子規/高浜虚子の俳句雑誌・「吾輩は猫である」初出媒体・10 名 64 作品(1898-1948)
婦人誌
- 婦人公論 — 1916 年中央公論社創刊・与謝野晶子/宮本百合子ら女性論客の主要媒体・33 名 111 作品(1916-1958)
児童文学誌
- 赤い鳥 — 1918 年鈴木三重吉創刊・童心主義の児童文学誌・小川未明/新美南吉/芥川「蜘蛛の糸」掲載・26 名 133 作品(1918-1936)
- 子供之友 — 1914 年婦人之友社創刊・家庭教育系・村山籌子の童話掲載媒体・2 名 64 作品(1924-1935)
新聞(連載小説)
- 朝日新聞(東京朝日新聞) — 1888 年東京進出・夏目漱石「三四郎」「それから」等を連載・岸田国士/寺田寅彦ら 53 名 187 作品(1890-1983)
- 読売新聞 — 1874 年創刊・読売文学賞運営・宮本百合子/坂口安吾ら 36 名 135 作品(1887-1964)
- 毎日新聞(東京日日・大阪毎日) — 1872 年創刊・芥川/谷崎/泉鏡花ら大正期作家の連載媒体・54 名 133 作品(1895-1965)
- 時事新報 — 1882 年福沢諭吉創刊・慶應系知識人の発表媒体・岸田国士/福沢諭吉ら 30 名 99 作品(1882-1954)
週刊総合誌
- 週刊朝日 — 1922 年創刊の日本最古の週刊総合誌・宮本百合子/吉川英治ら 28 名 71 作品(1923-1959)
- サンデー毎日 — 1922 年大阪毎日新聞社創刊・芥川/国枝史郎/吉川英治ら 23 名 66 作品(1922-1954)
関連コンテンツ
- マンガ雑誌 連載史マップ — 1947-2017 の主要 15 誌 5,430 作品の連載史。 文芸誌からマンガ誌へとメディア軸を移したときの作品発表構造の変化を比較できます。
- 雑誌名鑑 — 84 誌 10 ジャンル横断のディレクトリ。 本マップ収録の 74 文芸誌を含む雑誌の創刊年・休刊年・発行元を雑誌単位で一覧化しています。